刊行情報
本の紹介
帝国軍、勇者のパーティー、魔王軍、魔法学校、それぞれ所属していたところから追放された男たちが偶然出会い、種族の壁を越えて最恐パーティーを結成。
困難なクエストを楽々クリアしたり、名のある賞金首や怪物を気軽に討ち取っていると、噂を聞きつけたかつての仲間や女たちが涙ながらに謝罪し、連れ戻そうとしてくる。
そのたびに男たちは叫ぶ。
「今さら手のひらを返してんじゃねぇ!」
不遇な人生を過ごしたがゆえに、その日その日を自由に生きようとする男たちが世界を揺るがす。
キャラクター紹介
ジオ・シモン
半魔族という異端の出身ながら、才能と努力で帝国軍の将軍になった男。
「暴威の破壊神」と謳われて英雄になるが、大魔王の策略にはまって暗黒の地獄牢に幽閉されていた。
チューニ・パンデミック
辺境の港町でジオらと出会ったために、無理やりメンバーにいれられたひ弱な青年。
魔力が低すぎて進級できずに魔法学校を中退したという過去を持つ。
ガイゼン・ムゲン
魔界と地上の戦いで帝国軍を苦しめた「七天大魔将軍」を創設した老魔族。大魔王により魔王軍から追放され、異次元空間に数百年幽閉されていた。
著者紹介
『被追放者たちだけの新興勢力ハンパねぇ』著者のアニッキーブラッザー先生にインタビュー!
作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました!
小説を書き始めたのはいつ頃からですか?きっかけは?
大学生の頃、「天元突破グレンラガン」のアニメを見たのがきっかけです。あの激熱の物語に心を揺さぶられ、もっと色々な関連する物語を読みたいと二次創作小説を探しました。しかし、当時はネット上にグレンラガンの二次創作小説は全く無かったので、無いなら自分で書いてしまおうと思い、二次創作小説をたくさん書いたのが全ての始まりでした。
小説を書く時に心がけていることはありますか?
・どんな展開をすれば熱い物語になるのか。
・主人公一人が居れば何でも解決できるような物語には絶対にしない。
・主人公の身近に、主人公より精神的にも成熟し、主人公より強いキャラを傍に置く。
・「敵のときは恐ろしかったが、味方になるとこんなに頼もしいとは……」と思える、いずれ仲間になる敵キャラを用意する。
普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。
自分の作家人生に影響を与えたのは、「天元突破グレンラガン」、「うたわれるもの」、「魔法先生ネギま!」、「CUFFS傷だらけの地図」です。
執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。
特に決めておりません。書きたくなったら書くというスタンスで、基本的に家で書きます。 普通に書く際は、「うたわれるもの」の挿入歌やBGMを聞いて、熱い展開を書こうとするときは「天元突破グレンラガン」の挿入歌をエンドレスで聞きます。
作品「被追放者たちだけの新興勢力ハンパねぇ」が生まれたきっかけは?(何から着想を得たのでしょうか?)
・偶然見た、「小説家になろう」のランキングで追放モノが多すぎたので、そんなに追放されるなら、お前ら一緒になれと思ったこと。
・作者は高校時代では男子校で、普段の学生生活において周りの目や女子の反応などを気にすることなく、変にかっこつけたりもしないで素の自分をさらけ出して皆が仲良かった。グループにはスポーツ馬鹿、ヤンキー、チャラ男、ガリ勉、ヲタク、と多様な人種が混ざり合っていて楽しかったから、性格バラバラの男だけのパーティーの物語を書きたいと思った。
作品の見所はどんなところですか?
過去や細かいことは気にしないで、男たちがこれからの人生を楽しもうとするところです。
お気に入りのキャラクターはいますか?
もっとも将来性がある、パーティー最年少の気弱な少年「チューニ」です。
書籍化される過程で印象深いのは?(改稿が大変、イラストがうれしい、など)
書籍の表紙にヒロインを入れるかどうかで議論したことです。ラノベであれば普通は議論するまでもなく表紙にかわいい女の子は必須であるが、本作に関しては作者の気持ち的に入れたくなかったので、そのワガママを通していただいた編集部様には感謝です。
これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。
・小説とは全く関係のない趣味やコミュニティを見つけて、自分の世界を広げた方がいいと思います。その全てが何かしらのヒントになるかもしれません。
・読者の方から批判や辛辣的な意見をもらったとしても、それで心を折らないようにするべし。