刊行情報
その冒険者、取り扱い注意。2
~正体は無敵の下僕たちを統べる異世界最強の魔導王~
- KADOKAWA「Comic Walker」にてコミカライズ連載中!
- 第6回ネット小説大賞 受賞作
関連書籍
本の紹介
『黒の王』として、ついに人間界に降臨したブレド(ヒイロ)。
三大強国のひとつに数えられる大国、ウィンダリオン中央王国では、『少女王』スフィア・ラ・ウィンダリオンがブレドを出迎える。
絶対的な力を誇示され、黒の王に従うことを承知したスフィアたち。
一方、アーガス島のダンジョンでは未知なる敵の影が近づいていた――。
ゲーム世界に転移した冒険者が世界を変えるファンタジー、第二弾!
登場人物紹介
著者紹介
『その冒険者、取り扱い注意。』著者のSin Guilty先生にインタビュー! 作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました!
Q: 小説を書き始めたのはいつ頃からですか?きっかけは?
A: 大学生の頃ですね。きっかけは自分でも意外なことに、平中悠一さんに影響を受けてラブストーリーを書くという大それた行動に。子供の頃からソノラマ文庫とか読んでいたのに不思議なものです。ファンタジーものでは第1回の少年ジャンプ小説・ノンフィクション大賞に投稿して一次審査に残ったのが、「小説家になろう」で書きはじめるまでの密かな自慢でした(笑)
Q: 小説を書く時に心がけていることはありますか?
A: 自分が魅力的だなと思える設定を、粗々でも固めることですね。
次に自分が楽しむことと、勢いである程度のところまでは書ききってしまうことです。
後プロットというほど大げさなものではないのですが物語の着地点と、そこに至るまでの重要なエピソードは最初に考えます。
Q: 普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。
A: いろいろ読みますが、ライトノベルは大好きです。ソノラマの魂百までと申しましょうか。作品で言うなら川上稔先生の書かれる物語が物凄く好きです。「小説家になろう」をはじめとした投稿サイトの作品もとても好きで、時間があれば読んでいます。
Q: 執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。
A: 場所は家の書斎です。出張先ではノートパソコンを使いますが、基本的にはデスクトップPCと、気に入ったキーボードを使っています。時間は仕事が終わって帰宅後なので、21:00~翌1:00くらいまでです。毎日投稿を維持していた頃は楽しい地獄でした。
Q: 作品「その冒険者、取り扱い注意。」が生まれたきっかけは?(何から着想を得たのでしょうか?)
A: ゲームで鍛え上げた自軍団が現実になり、そこへ転移するというのは自分にとってとても魅力的な設定で、いつかそのジャンルを自分なりに書いてみたいと思っていました。
それプラス、どうせそういう設定で物語を書きはじめるのであれば、「俺が考えた最高のゲーム(笑)」を舞台にしたいと思ったのが大きいです。ゲームの設定だけでもかなり書きました。そして設定上、思いつく限りの「大好物キャラ」をぶち込んだ結果がこの物語です。あと自分は「強くてニューゲーム」にロマンを感じる世代なのです。
Q: 作品の見所はどんなところですか?
A: 凡人が巨大な力と、自分を全肯定してくれる魅力的な配下を手に入れて、はしゃいで、調子に乗って、楽しんで、さてじゃあ最終的にどうするんだというところです。
また圧倒的な戦力で無双したり、主大好きな下僕たちに囲まれて喜んだり、そういう部分は書き手も楽しく書いているので、読んで下さる方も楽しんでもらえたらと思います。
Q:お気に入りのキャラクターはいますか?
A:ポルッカさんですね。ヒイロに巻き込まれただけの、その世界で本当に普通に、まっとうに、時に小狡く一生懸命に生きているおっちゃんなので。異世界版ヒイロの中の人的なイメージなのでとにかく好きです。ヒロインたちももちろん好きなのですが、ポルッカさんに続いてシュドナイ、セヴァスになるあたり、おっさんキャラが好きらしいです。
Q:書籍化される過程で印象深いのは?(改稿が大変、イラストがうれしい、など)
A:イラスト担当をM.B様に引き受けていただけたこと、これにつきます。
ボカロ沼に長くハマっている自分としましては、M.B様に「空」を描いていただけるというのはかなり特別なものがありまして……
天空に浮かぶ大地、城というものに思い入れがある自分にとって、本当にうれしかったです。
Q:これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。
A:なんでもいいから書きましょう。 寝る前に妄想してそのまま寝るのは楽しいですが、それを少しずつでもカタチにしていくのは多分大事なことで、カタチが大きくなってくると楽しくもなってきます。
今は自分の妄想のカタマリを、楽しんで読んで下さる方々と接点を持てる場がたくさん用意されています。「小説家になろう」で最初の物語を書きだしたとき、投稿するたびに一クラス分の人が読んでくれるって実はすごいよなー、とずっと思っていました。
それを続けていたら、そんな風に読んで下さった方々の御力で、素晴らしいイラストレーター様が自分の妄想にカタチを与えてくれるというちょっと得難い経験をすることができました。