- WEB版3万字弱の人気短編を長編作品へと大幅改稿!!
- 推しを守るためなら、騎士にだってなります!
- コミカライズ企画も進行中!
刊行情報
聖剣令嬢の華麗なる推し活 ~愛する騎士は私が全力で守ります~
著 | : | 長月 おと |
イラスト | : | ののまろ |
本の紹介
『推し』、それは乙女にとって最も尊く、憧れの存在。
「私の推し……クライヴ様は本日もなんて素敵なのでしょう」
クランベル王国の大貴族――モルガー公爵家の末娘アリスは、ふたつ年上の近衛騎士候補を眺めて静かに呟いた。クライヴはアリスの幼馴染で、モルガー公爵家の隣に住むレイラン子爵家の次男。彼は、王宮の中でも最難関と言われる近衛騎士の試験合格を目指し、現在はレイラン家の庭で自主練習の身だ。屋敷が隣同士ということもあり、アリスは頻繁にレイラン子爵家に出入りしていた。
そんなある日、クライヴが突然訪問してきて、「魔物討伐のためにしばらく会えない」と告げられる。推しのクライヴが前線で命を落とすかもしれない。そうした事態にいてもたってもいられなくなったアリスが神に祈りを捧げると――。
登場人物紹介
推し活する公爵令嬢
「クライヴのファンクラブ」の会長であり、運営を行っている。生粋のクライヴ推し。王太子妃候補として、レッスンに励む公爵令嬢。
推しの騎士
アリスと屋敷が隣同士の幼馴染。近衛騎士を目指している候補生で、日々訓練に励んでいる子爵家の次男。
シスコンの公爵令息
モルガー公爵家の次男。とても優秀な医師であり、妹であるアリスのことが大好き。
悪魔の絶対的支配者
魔神。「悪魔の卵」を地上に落とし、世界を混沌に陥れる張本人。
著者紹介
『聖剣令嬢の華麗なる推し活』著者の長月 おと先生にインタビュー!
作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました!
小説を書き始めたのはいつ頃からですか?きっかけは?
漫画ばかり読んでいた人生を送っていたところ、2017年に「小説家になろう」と出会ってから恋愛ファンタジーの虜になりました。それから投稿作品を読み漁り、そのうち脳内で妄想が勝手に溢れるように。その妄想を繰り返し楽しもうと、メモを取り始めたのがきっかけでした。2018年春からそのメモを小説に書き直して、投稿したのが始まりです。
小説を書く時に心がけていることはありますか?
辞書を引かなくても理解できる言葉選びをし、テンポよく『サクサク』『スラスラ』読める軽快な文章を目指しております。かつ、キャラの動きがイメージしやすい文章になっているのが私の理想です。
普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。
異世界ファンタジーが本当に好きです。冒険も好きですが、貴族社会が絡む陰謀や恋愛ものが特に好きですね。女性主人公が最強だと、なお良し♡ そういったジャンルの漫画、ライトノベルを中心に読んでおります。
執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。
部屋の隅っこに、小さな机とノートパソコンとタブレットを置いて作業しております。執筆時間は朝三時くらいから、家族が起きてくるまでが勝負です。
作品「聖剣令嬢の華麗なる推し活」が生まれたきっかけは?(何から着想を得たのでしょうか?)
私が好きになった作品の推しキャラがよく死ぬんです……バタバタと、驚くほどに。こうして長年の悲しみが累積した結果、『推しが死なずに生き残る』ことに特化した物語を生み出そうと思い、執筆させていただきました。隠しません。本作は願望の塊です。
作品の見所はどんなところですか?
主人公アリスの推し活に対する『誇り』と『情熱』と『行動力』です。持っている手札をすべて活用し、華麗かつ全力でクライヴを推す姿を見ていただきたいです。
お気に入りのキャラクターはいますか?
正直、選べないほど全キャラ好きなんですが……天使ヴェルヘルムはこれまで書いたことのなかったタイプのキャラだったので、特に新鮮に感じながら書いていました。悪役以外で、あんなに偉そうなキャラは初めてでしたね。
書籍化される過程で印象深いのは?(改稿が大変、イラストがうれしい、など)
編集様の意見が聞けるところです。自分だけでは気づかなかった物語の魅力あるいは弱点、両方ともストレートに聞けるのでとても勉強になります。特に『聖剣令嬢の華麗なる推し活』は短編だったので、単行本にするためには大量の加筆が必要。加筆の内容を決める際、編集様の感想はとても参考になりました。
これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。
ひとりでは長編を書く自信がない方でも、自分で「面白い」「好き」と思ったアイディアがあれば、短編でもいいので書き出してみてください。短編も書籍化のチャンスがある今の時代、投稿しないのはもったいないように思います。いざ書籍化となれば、編集者様が執筆のサポートをしてくれるので、加筆はどうにかなるでしょう。まずは、どんどん挑戦して欲しいです!