- 新たな聖女が誕生!? でも、旦那様との愛は永遠です!
- 「がうがうモンスター」でコミカライズ好評連載中!
刊行情報
王妃になる予定でしたが、偽聖女の汚名を着せられたので逃亡したら、皇太子に溺愛されました。そちらもどうぞお幸せに。3
著 | : | 糸加 |
イラスト | : | はま |
本の紹介
エルヴィラがゾマー帝国に来て初めての冬が訪れようとしていた。
もうすぐ「恥ずかしがり屋の聖女様の聖誕祭」が開催される。庶民も貴族も一緒に楽しめるお祭りということで、張り切るエルヴィラ。
そして迎えた聖誕祭当日、エルヴィラ以外の聖女が誕生したとの驚きのニュースが届く――
逃亡した聖女と恋愛奥手な皇太子による異世界隣国ロマンス、第三弾!
登場人物紹介
ルードルフとの未来を思い描くエルヴィラ
――ずっと一緒に。
頬の熱を感じながら、わたくしも頷きました。
「わたくしも、ルードルフ様と同じ冬を何度も過ごしたく存じます」
側妃の話が持ち上がり、困惑するルードルフ
「いやいやいやいや、ちょっと待ってくれ」
ルードルフは唖然として話を止めた。
「側妃って、私にか? エルヴィラがいるのに? あり得ない」
聖女信仰の敬虔な信者でもある商会長
「お会いできるこの日を待ち望んでいました! 私、ショール商会のギルベルトと申します。どうぞ、ギルベルトとお呼びください!」
側妃候補の伯爵令嬢
ファラート令嬢は白い息を吐きながら、ゆっくりと告げました。やはり感情のない固い声です。
「実は私、この度、聖誕祭の準備の雑用係として任命されました。聖誕祭当日はもちろん、それまでも何なりとお申し付けください」
著者紹介
『王妃になる予定でしたが、偽聖女の汚名を着せられたので逃亡したら、皇太子に溺愛されました。そちらもどうぞお幸せに。』著者の糸加先生にインタビュー!
作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました!
小説を書き始めたのはいつ頃からですか?きっかけは?
子供の頃から本が好きで、小さい頃は童話作家になりたいと思っていました。見様見真似で青春ミステリーなど書いていた時期もあったのですが、かなりの間、長編小説を書くことから遠ざかっていました。ですが、2019年あたりから「異世界恋愛」にハマり、自分でも書きたくなって、ぽつぽつと「小説家になろう」様などに投稿し始めました。
小説を書く時に心がけていることはありますか?
最小限の文字数で、最大限の情報を入れられるのが理想なのですが、なかなか難しいです。
普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。
もちろん異世界恋愛、異世界ファンタジーです! 和風ファンタジー、中華後宮ものも好きです。(ミステリーはもう全然読まなくなりました…)
執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。
パソコンのワードで下書きして、スマホで添削します。添削の方が時間がかかるのですが、スマホだとソファや外出先、隙間時間でもできるので、助かります。
作品「王妃になる予定でしたが、偽聖女の汚名を着せられたので逃亡したら、皇太子に溺愛されました。そちらもどうぞお幸せに。」が生まれたきっかけは?(何から着想を得たのでしょうか?)
「王妃になる〜」以前にも婚約破棄ものの短編を書いたのですが、それがとても楽しく、「もっと登場人物を掘り下げた婚約破棄ものの長編を書きたい」とプロットを仕上げたのがきっかけです。
作品の見所はどんなところですか?
エルヴィラとルードルフのじれじれ恋愛や、自分から婚約破棄してなおエルヴィラに執着するアレキサンデルなど、注目していただきたいところはたくさんあるのですが、エルヴィラを偽聖女としたトゥルク王国と、エルヴィラを聖女としたゾマー帝国。ふたつの国がその後どうなったかも比べていただけたらと思います。
お気に入りのキャラクターはいますか?
どのキャラも愛着がありますし、主役のエルヴィラとルードルフはもちろんお気に入りなのですが、個人的にはギルド長ユゼフが大変気に入っております。
書籍化される過程で印象深いのは?(改稿が大変、イラストがうれしい、など)
なんと言ってもはま先生のイラストにうっとりしました……。どのキャラもイメージ通りでびっくりしました。
これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。
まずは自分が楽しんで書くのが一番だと思います。楽しんでください!