- 墨絵には人の心が浮かび上がる!
- 下町の画聖が後宮で大活躍する中華風お仕事ファンタジー
刊行情報
宮廷墨絵師物語
著 | : | 紫水ゆきこ |
イラスト | : | 夏目レモン |
本の紹介
下町の食堂で働く紹藍(シャオラン)の趣味は絵を描くこと。
その画風は墨と水を使い濃淡で色合いを表現する珍しいものであることなどから、彼女は『下町の画聖』と呼ばれ可愛がられていた。
やがてその評判がきっかけで、蜻蛉省の副長官である江遵(コウジュン)から『皇帝陛下にお渡しするための見合い用の絵を、後宮で描いてほしい』と依頼させる。
その理由は一度も妃と顔を合わせない皇帝が妃たちに興味を持つきっかけにしたいとのことで……。
後宮のトラブルを墨絵で解決していく後宮お仕事ファンタジー、開幕!
「宮廷墨絵師物語」のコミカライズが2024/6/28より配信開始!
宮廷墨絵師物語
作画:鴻野ひと
原作:紫水ゆきこ
キャラクター原案:夏目レモン
6月28日配信開始!
下町の画聖が後宮の謎を解き明かす!
登場人物紹介
著者紹介
『宮廷墨絵師物語』著者の紫水ゆきこ先生にインタビュー!
作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました!
小説を書き始めたのはいつ頃からですか?きっかけは?
急遽10日ほどの入院することになった際、病院に持ち込み予定だったノートPCではそれまでやりこんでいたMMORPGをプレイすることが困難だったため引退し、特に目的もなくWikipediaを読み漁っているうちに小説家になろうのサイトに辿り着いたことがきっかけです。その後2014年に初めて短編小説を書き、投稿しました。
小説を書く時に心がけていることはありますか?
一番大事なことは保存を忘れないことだと思います。やはり書いたものが消えてしまうと凹みます。ただし気を付けていても忘れることは多々あるので、たびたび悲鳴を上げ悲しんでいます。
普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。
意識したことがなかったので今書棚と電子書籍を見たのですが、かなりの雑食でジャンルを問わず楽しませていただいていることがわかりました。
執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。
道具はPC、スマホ、タブレット、手書きのノートなど、その時の気分や状況で変化します。執筆は「今なら書ける」と判断した10分、15分という隙間時間に書いて、少し長めに時間がとれるときにパソコンかタブレットでまとめるというような書き方が中心です。
作品「宮廷墨絵師物語」が生まれたきっかけは?(何から着想を得たのでしょうか?)
もともと習いに行っていたほど水墨画が好きで、画集を見ていたときにふと絵を描く女の子の姿が思い浮かんだことがきっかけです。
作品の見所はどんなところですか?
周囲がどのような状況であろうとも、主人公の紹藍が自分の考えを貫くところでしょうか。
お気に入りのキャラクターはいますか?
たくさんいます。逆にちょと苦手だと思うキャラクター以外はお気に入りともいえるのですが、ネタバレになってしまうので省略させていただきます。
書籍化される過程で印象深いのは?(改稿が大変、イラストがうれしい、など)
最初の衝撃はラフを拝見し『うちの子たち、こんなに可愛かったんだ!!』と感動して、思わず画面に向かって『初めまして!!』と言いたくなったことです。
これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。
私の場合は作家を目指していたわけではなく偶然作品を出版していただける機会に恵まれ今に至っています。そのため適切なアドバイスは難しいのですが、色々な経験が合わさって作品は出来上がっていくと思うので、日々の生活を大切にしながら楽しみ、少しずつでも書くことを続けることが大事かなと思います。