- それでは楽しいお遊戯をはじめましょう!
- 平凡(を夢見る)令嬢の、平凡(ではない)ファンタジー、第二弾!
刊行情報
平凡な令嬢 エリス・ラースの日常2
著 | : | まゆらん |
イラスト | : | 羽公 |
本の紹介
エリス・ラースはラース侯爵家の令嬢。特に秀でた事もなく、特別に美しいわけでもなく、侯爵家としての家格もさほど高くない、どこにでもいる平凡な令嬢である。
……表向きは。
エリス・ラースには、優秀で美しい双子の侍女と侍従が仕えている。そんな彼らに、隣国・ジラーズ王国王太子から、「自分の側近になれ」との強い勧誘があり……。平凡な令嬢であるエリスに、阻止することができるのか。
これは、平凡(に憧れる)令嬢の、平凡からはかけ離れた日常の物語。
関連書籍
登場人物紹介
平凡な令嬢の動揺
「エリス・ラース! お前を私の側妃に迎えてやろう!」
「ま……あ、ベルド王太子殿下。突然、なんのお話でしょうか……」
平凡な令嬢の狂犬執事
「ハル、下ろして」
「いいえ、エリス様。馬鹿の不愉快な発言に晒されて、さぞ心を痛められたでしょう。ご気分が良くなるまで、いつまでも私がお支え致します。どうぞ、遠慮なく私に寄りかかり、お寛ぎください」
平凡な令嬢の友人
「ごめんなさい、レイア様。どうしても貴女と仲良くなりたかったのよ」
「だ、だ、だからって、突然、部屋に来るなんて! 馬鹿なの?」
隣国の傲慢な王太子
「ラース侯爵よ。其方の家に仕えるイジー家を俺に譲れ。受け入れるならば、其方の娘、エリス・ラースを俺の妃としてやろう」
著者紹介
『平凡な令嬢 エリス・ラースの日常』著者のまゆらん先生にインタビュー!
作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました!
小説を書き始めたのはいつ頃からですか?きっかけは?
書き始めたのは2年ほど前で、仕事がハードになったのがきっかけです。現実逃避のために始めました。「書かなきゃやってられるか」と呑んだくれのサラリーマンのようなことを言いながら、投稿小説を書いていました。初めて書いた作品は『婿養子の心得』という短いお話でしたが、いわゆるざまぁ展開で、現実のうっ憤を晴らしていました。夢のない話ですみません。
小説を書く時に心がけていることはありますか?
くすっと笑えるような展開をお話の中に混ぜ込むことが好きなのですが、やり過ぎて脱線し過ぎないように注意しています。
普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。
女性目線のお話、特に悪役令嬢や、虐げられた女性が頑張るお話が好きです。現実にはこんな王子様はいないと思いながら、ヒーローに助けられて幸せになるお話をよく読んでいます。
執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。
以前まではスマホをポチポチして作っていたのですが、最近はパソコンで作っています。人がいると集中できないので、自宅で家族がいない隙や、寝静まった後に、こそこそ書いています。
作品「平凡な令嬢 エリス・ラースの日常」が生まれたきっかけは?(何から着想を得たのでしょうか?)
滅茶苦茶に強い、女王みたいな主人公が書いてみたいと思ったのがきっかけです。ふだんは平凡を装い、でも裏では……みたいな。とにかく強い、敵なしに強い主人公が好きです。
作品の見所はどんなところですか?
ギャップというか、タイトル詐欺なところでしょうか。読者様から、よく、「騙された」と感想をいただき、にんまりしてしまいました。
お気に入りのキャラクターはいますか?
狂犬執事です。眼鏡の形にこだわるぐらい、好きです。
書籍化される過程で印象深いのは?(改稿が大変、イラストがうれしい、など)
今回は投稿と書籍化が同時ぐらいだったので、大変でした。もうネタがでない、出ないよーと言いながら書いてました。
これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。
好きなものを、好きなように書いて下さい。そうでないと、私は書けないです。好きではないストーリーは、妄想が全く働かないので。