- 激務な領地経営はもうごめんです!
- 辺境の地でのんびりやる予定が、なぜか次期辺境伯に捕まりました!
刊行情報
疲労困憊の子爵サーシャは失踪する ~家出先で次期辺境伯が構ってきて困るのですが!
著 | : | 黒猫かりん |
イラスト | : | 問七 |
本の紹介
両親の死で子爵家最後の跡取りとして残された1人娘のサーシャ=サルヴェニア。しかし、子爵代理の叔父はサーシャに仕事を丸投げし、家令もそれを容認する始末。
ここは、交通の便がよく鉱山もあり栄えている領地だったが、領民の気性が荒く統治者にとっては難所だった。
そのためサーシャは、毎日のように領民に怒鳴られながら、馬車馬のように働く羽目に。
そんなへとへとに疲れ果てた18歳の誕生日の日、婚約者のウィリアムから統治について説教をされ、ついに心がポッキリ折れてしまった。サーシャは、全てを投げ捨て失踪するのだが……。
登場人物紹介
サルヴェニア子爵
初代サルヴェニア子爵の孫。九歳の頃に父母をなくし、サルヴェニア子爵として領地経営を始める。
次期辺境伯
王国南端にあるガードナー辺境伯領の嫡男。偽名を使い領内で働いていたサーシャに目をつける。
貴族の三男坊
ヴェスター=ウェルニクス伯爵の三男でサーシャの元婚約者。お気楽な性格で女生徒を侍らせ遊んでばかり。
サルヴェニア子爵代理
初代サルヴェニア子爵の二男でサーシャの叔父。サーシャに仕事を全部押し付け自分は悠々自適。
著者紹介
『疲労困憊の子爵サーシャは失踪する 〜家出先で次期辺境伯が構ってきて困るのですが!』著者の黒猫かりん先生にインタビュー!
作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました!
小説を書き始めたのはいつ頃からですか?きっかけは?
令和3年9月からです。
きっかけは、小説投稿サイト「小説家になろう」で読んでいた連載中作品の更新が全て止まってしまったことです。仕方がないので、自分でも書いてみようかと思い立ちました。
小説を書く時に心がけていることはありますか?
できるだけ作品を完結させるように心がけています。
普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。
異世界を舞台にした恋愛ものや冒険作品が好きです。
執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。
仕事のない平日夜や土日に、スマートフォンやパソコンで書いています。
作品「疲労困憊の子爵サーシャは失踪する 〜家出先で次期辺境伯が構ってきて困るのですが!」が生まれたきっかけは?(何から着想を得たのでしょうか?)
元々、不遇なヒロインがスッキリ救われる話を書こうとしていて、不遇エピソードを書き連ねたところで、「いや、うだうだ言ってないでこんな環境からは逃げなさい」と思ったことがきっかけでした。そしてサーシャは失踪しました。
作品の見所はどんなところですか?
「仕事に追い詰められる」キャラが、救われたり成長したりしていくところです。
社会人の方が共感できるエピソードが多いと思いますので、是非手に取っていただければと思います。
お気に入りのキャラクターはいますか?
ダグラス=ダナフォールがお気に入りです。
書籍化される過程で印象深いのは?(改稿が大変、イラストがうれしい、など)
特に今回、暑くてドレスも着られない南端の辺境伯領が舞台になるので、「暑い地方の貴族の服装とは一体?」と私も担当編集者様も悩んでいたところ、問七先生が見事に素敵な衣装を考えてくださったんですよ! 表紙裏必見です!!
これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。
沢山の作品を書いていくのがいいかなと思います。きっとあなたの琴線と、巷の流行が合致するときがくるはず。それを捕まえたら、頑張ってそのジャンルを書く力を伸ばしていきましょう。きっとそれが、「作風」になってくれるはず。私も模索中です。