刊行情報
- 王国で、私の存在を証明してみせます!
公爵夫人に相応しくないと離縁された私の話。
著 | : | 池中織奈 |
イラスト | : | RAHWIA |
本の紹介
クレヴァーナは公爵家の次女であった。
ただし家族からは疎まれ、十八歳の時に嫁いだ先でも上手くいかなかった。
嵌められた結果、離縁され彼女は隣国へと飛び立つことにした。
隣国の図書館で働き始めるクレヴァーナ。そこでは思いがけない出会いもあって――。
これは離縁されてから始まる、一人の女性の第二の人生の物語。
登場人物紹介
隣国へと飛び立った元公爵夫人
公爵家の次女だったが、嫁ぎ先では離縁され、家からは勘当され、隣国へと飛び立った。 隣国では知識を活かし、図書館で働くことになる。
王弟殿下
国王を支え、公務や外交などを行っており、勉強熱心。 図書館を訪れた際にクレヴァーナと出会い、本をお勧めし合う仲になる。
クレヴァーナの愛娘
クレヴァーナと、元夫との間に生まれた子ども。 クレヴァーナのことが大好きだが、離縁後は、元夫の公爵家で暮らしている。
明るい同僚
図書館で働くクレヴァーナの同僚でありつつ、友人としてもクレヴァーナと仲良くしている。明るく前向きな性格。
著者紹介
『公爵夫人に相応しくないと離縁された私の話。』著者の池中織奈先生にインタビュー!
作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました!
小説を書き始めたのはいつ頃からですか?きっかけは?
中学生ぐらいの頃に携帯小説やライトノベル、WEB小説を読み漁るようになり、自分でも書いてみたいと思ったのがきっかけです。
小説を書く時に心がけていることはありますか?
登場人物たちをぶれさせないことです。登場人物をその子らしく描くことを心がけています。
普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。
一番好きなのは茅田砂胡先生の『デルフィニア戦記』から続くシリーズです。長編作品なので、中々人に勧めにくいのですが登場人物たちが生きていて、物語に引き込まれます。どんなに忙しくなっても新刊が出たらすぐに読んでいます。
基本的に異世界ファンタジーが好きで、男性主人公ものも、女性主人公ものも沢山読んでいます。強い女性が好きなので、そういう登場人物が出ている話は好んで読んでいます。
執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。
時間がある時はいつでも書いてます。仕事や用事の合間の時間帯に、少しずつ書いています。気分が乗っている時は一日で数万文字書いたりなどもたまにします。
作品「公爵夫人に相応しくないと離縁された私の話。」が生まれたきっかけは?(何から着想を得たのでしょうか?)
漫画などを読んでいて、最近継母物よく見かけるなと思ったのがきっかけです。個人的によくある話をひねったものを読むのも書くのも好きです。離縁された前妻の話はなかなかなさそうだから、書いてみようと書き出しました。
作品の見所はどんなところですか?
自分で考える事さえも放棄していたクレヴァーナ。そんな彼女が離縁され、新たな一歩を踏み出してからの変化する過程です。
お気に入りのキャラクターはいますか?
クレヴァーナとラウレータです。クレヴァーナは芯の通った女性が好きなので、困難に陥った時に立ち上がる強さを気に入っています。ラウレータに関しては、単純に可愛いからです。
書籍化される過程で印象深いのは?(改稿が大変、イラストがうれしい、など)
一番はイラストです。自分の思い描いていた登場人物たちが素敵なイラストになると嬉しくなります。あとは見本誌が届いた時には、本当に本になったのだなと毎回嬉しいです。
これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。
書き続ける過程で自分の望んだ通りにならなかったり、困難なことに遭遇することはあるかもしれません。それでも継続して書き続けることは結果につながらなくても、確かな経験と糧になります。無駄なことなんて一つもありません。なので、どんな形でも良いので作品を書き続け、挑戦することが大事だと思います。