刊行情報

転生幼女は教育したい!2
~前世の知識で、異世界の社会常識を変えることにしました~

Ryoko
イラスト フェルネモ
定価: 1,430円
(本体1,300円+税10%)
ISBN: 978-4-8156-2967-0
サイズ:  四六判

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本の紹介

セーバ小学校を設立し、教育に力を入れるアメリアは、鑑定魔法や豊穣魔法の研究を進め、生徒たちの魔法の精度を向上させていく。
特に、豊穣魔法を使った農地管理により、生産性が飛躍的に向上していくセーバの町。
順調に異世界改革が進んでいたある日、とある商人がレジーナを訪ねてやってくる。
商人はレジーナの両親に恩があり、養女に迎えたいと申し出るが──
『お前のような男にレジーナはやらん!』

前世で学んだ知識を駆使して、異世界を変えていく転生幼女の物語、第二弾!

登場人物紹介

著者紹介

転生幼女は教育したい! ~前世の知識で、異世界の社会常識を変えることにしました 』著者のRyoko先生にインタビュー! 
作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました!

小説を書き始めたのはいつ頃からですか?きっかけは?

4年くらい前です。本格的に小説と呼べるものを書き始めたのは本作が初めてになります。それまでにもエッセイもどきの短編などを書くことはありましたが、正直自分には長編小説は無理だと思っていました。 

きっかけは、読みたい本がちょうどなくなってしまい、ないのなら自分で書けばいいと思ったからです。 

小説を書く時に心がけていることはありますか?

あまり設定に凝り過ぎないように気を付けています。 

本当に細かく作品を作り込める作家さんは別ですが、私の場合、細かな設定はたいてい後から自分の首を絞める結果になりますので。 

普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。

剣と魔法のファンタジー、神話や神仙小説なんかも好きです。 

一見子ども向けの児童文学や娯楽小説に見せて、その実、哲学やら心理学やら社会学やらが細部に織り込まれているような作品が好みです。 

『不思議の国のアリス』に惹かれ、初めて読破した長編小説が『ゲド戦記』で、押井守作品や『エヴァンゲリオン』にハマって、『まおゆう』でネット小説に興味を持った感じです。 

執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。

基本引きこもり体質なため、自宅で書くことが多いです。時間も特に決めていませんが、執筆中はずっとタブレットを使っていました。 

パソコンだと、書き始めるまでの準備が億劫で書くのが面倒になります。 

作品「転生幼女は教育したい! ~前世の知識で、異世界の社会常識を変えることにしました」が生まれたきっかけは?(何から着想を得たのでしょうか?)

勉強を教えている中学生の、「学校の勉強なんてなんの役にも立たない」、「異世界転生したい」という言葉に対する反論からでしょうか。 

異世界を海外と考えるなら英語をしゃべれるかどうかは死活問題ですし、異世界転生小説の知識チートって大半が学校で習う勉強ですから、それ知ってないと異世界転生しても困るだろうと……。 

そこから、言語チート無し、知識チートは義務教育レベルで、努力せずに手に入るチートは認めないという基本方針が生まれました。 

作品の見所はどんなところですか?

主人公のアメリアが新しく作った学校であいさつする場面の挿絵でしょうか。 

小さなアメリアが踏み台に乗って、大きな教卓から顔を出しながら偉そうに演説している場面を想像すると、実はとってもかわいらしく感じるこだわりの挿絵になります。 

踏み台がないと黒板に手が届かないちびっ子感を表現してほしいという作者のわがままで描いていただいたものになります。 

お気に入りのキャラクターはいますか?

レジーナですね。やっぱり、がんばっている子は応援したくなります。 

がんばり屋のレジーナが、アメリア(主人公)とサマンサの薫陶を受け、日々、(過激に)成長していく姿をお楽しみください。 

書籍化される過程で印象深いのは?(改稿が大変、イラストがうれしい、など)

自分の作品タイトルの入った表紙のイラストを初めて見た時には、思わずニマニマしてしまいましたね。 

作品は自分の子どもと同じという話はよく聞きますが、それは本当なのだと実感しました。 

本気で、自分の娘を見ているような気分になります。 

これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。

とりあえず、一行だけでもよいので書いてみることだと思います。 

物語の最後に主人公に言わせたい台詞を一行書ければ、その台詞を言わせるための場面が生まれ、そこにたどり着くための物語が生まれます。 

原稿用紙と違い、PCなら話の切り貼りも自由です。事前にしっかりとした構成を考えて物語の最初から書き始める必要もありません。 

あまり構えずに、とりあえず自分が書きたい一行を書いてみてください。