刊行情報

『社交界の毒婦とよばれる私 ～素敵な辺境伯令息に腕を折られたので、責任とってもらいます～』著者の来須みかん先生にインタビュー！ 

作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました！

小説を書き始めたのはいつ頃からですか？きっかけは？

小説を書き始めたのは小学生の頃です。きっかけは、小学校の校長先生が私の作文を勝手に全校集会で読んで「君には文章を書く才能がある！」と断言したので、ものすごく単純な子どもだった私は「そうなんだー」と思い小説家を目指し始めました。あのときの校長先生、ありがとうございます。

小説を書く時に心がけていることはありますか？

最近は小学生から大人まで読める文章で書こうと意識していますができているかはわかりません。頭が良いキャラ以外は、難しい言葉を使わないようにしています。

普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。

昔はマンガも小説も戦記ものや合戦・歴史ものばかり読んでいました。でもここ数年で、異世界恋愛ファンタジーにはまりまして！　悪役令嬢やざまぁ系を考えて流行らせた人は天才です。私の人生変わりました、ありがとうございます。最近は、カラータテコミマンガも大好きで良く読んでいます。

執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。

執筆する場所は 家です。執筆環境は、デビューする前は３万円の激安ノートパソコンと100均で売っていたキーボードで書いていました。デビューしてからちゃんとしたパソコンに買い替えたとき、読み込みの速さに感動したのを覚えています。

書く時間ですが、私は完全な朝方人間なので朝５時起きて午前中に書いています。夜は９時か10時には寝ます。

作品「社交界の毒婦とよばれる私 ～素敵な辺境伯令息に腕を折られたので、責任とってもらいます～」が生まれたきっかけは？（何から着想を得たのでしょうか？）

この作品の主人公セレナは、元は別作品の短編で出てきた名前もない脇役キャラでした。その短編の最後に一言だけ「社交界の毒婦」という単語が出てきたんですね。それを見た読者さんが興味をもってくださり、ぜひ「社交界の毒婦」が主役の話を読みたいという感想をいただいたのがきっかけで書き始めました。

作品の見所はどんなところですか？

ヒーローの外見がイケメンじゃないところ……のような気がします。

男性読者さんも読みやすいのかも、と勝手に思っています。

お気に入りのキャラクターはいますか？

お気に入りというか性格の悪いクズキャラは書きやすいです。クズは絶対にキャラがブレないので。

書籍化される過程で印象深いのは？（改稿が大変、イラストがうれしい、など）

この作品はありがたいことに、ものすごく早い段階で書籍化の打診をいただいたので、途中で面白くなくなったら、ツギクルさんどうするつもりなんだろう…と思いながら書いていました笑
他の編集さんからも声はかけてもらっていたのですが「完結まで様子みてから打ち合わせしましょうかー」くらいのノリの中、早々に書籍化決定の打診をくださったツギクルさんはかなりのギャンブラーだなと。その勢いにのっかっておこうと思いました。無事に書籍化してもらえてよかったです。ありがとうございます！

これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。

アドバイスというか実体験なのですが…。専業作家になると職業がフリーランスになります。学生や会社員のときには普通にあった社会的信頼が急になくなってしまいます。なぜなら、フリーランスは依頼がこなくなれば収入がすぐにゼロになるので。
そういうわけで（私だけかもしれませんが）ほぼ無職扱いされます。お金はあるのに高額利用可能なクレジットカードを作るのも、新たに賃貸契約するのもフリーランス業は難しいです。
なので、作家デビューをする前にクレジットカードを作ったり、住む場所をしっかり決めたりするか、もしくは、他の仕事をしながら執筆する兼業作家がいいと思います。でも、専業になって小説を書いて暮らせる日々は最高に幸せです。小説を書くのが楽しいのはもちろんのこと、出勤しなくていいし、他人の仕事のサポートをしなくていい。収入がすべて自己責任なところが魅力的です。無職扱いされても大丈夫な方は、ぜひラノベ作家を目指してほしいと思います。