
刊行情報
- 礼には礼を、無礼には無礼を 最も苛烈な公爵夫人の、夫教育物語!
王命の意味わかってます?
著 | : | 茅 |
イラスト | : | ペペロン |
本の紹介
思ったことははっきりと口にする南部と、開けっぴろげな言動は恥とされる北部。
そんな南部と北部の融和を目的とした、王命による婚姻。
南部・サウス公爵家の次女・リリエッタは、北部・ブリーデン公爵家の若き当主に嫁ぐことになった。
しかし夫となったクリフは、結婚式で妻を置き去りにするし、初夜を堂々とボイコットする。
話しても言葉の通じない夫を、妻は衆人環視のもとわからせることにした。
ざまぁからはじまったふたりのその後はどうなっていくのか――?
登場人物紹介


南部の公爵令嬢
王国南部・サウス公爵家の次女。北部・ブリーデン公爵家の当主クリフに嫁ぐこととなる。柔らかい雰囲気をまとっているが、実は苛烈な性格で、敵に容赦ない。

北部の若き当主
王国北部を統治するブリーデン公爵家の若き当主。結婚式でリリエッタを置き去りにし、初夜もボイコットするなど、嫁いできたリリエッタを蔑ろにする。

王太子の側近
王太子の側近だが、使者として、北部に滞在している。

リーダー格の侍女
北部・ブリーデン公爵家の、リーダー格の侍女。クリフに蔑ろにされているリリエッタに対し、ふてぶてしい態度をとる。
著者紹介
『王命の意味わかってます?』著者、茅先生にインタビュー!
作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました!
小説を書き始めたのはいつ頃からですか?きっかけは?
初めて書いたのは学生時代で、漫画の二次創作です。その後は執筆から遠ざかり、2023年にしばらくホテル暮らしすることになったので、ネットさえあればできる趣味として再開しました。
小説を書く時に心がけていることはありますか?
誰が何をしているシーンなのか、読んだ人がわかるように。登場人物が何をしたいのか、何故それをしたいのかを明確にするよう気をつけています。つまり読みやすさと、整合性です。
普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。
復讐劇とか逆転ものです。ざまぁは人生の嗜好品であり、完全栄養食です。平和で優しい世界など要らぬ!
執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。
基本は家です。思いついたことがあれば携帯にメモしますが、執筆となるとキーボードが欲しいのでPC派。夜に書くことが多いのですが、集中すると明け方まで続けちゃうことがあります。
作品「王命の意味わかってます?」が生まれたきっかけは?(何から着想を得たのでしょうか?)
ざまぁが最終目標ではなく、ざまぁから始まる物語を書いてみたいと思いました。
作品の見所はどんなところですか?
夫にざまぁして離婚する妻が多いなか、リリエッタは婚姻継続を選びます。その理由、そしてテンプレモラハラ野郎だったクリフの変化をお楽しみください。
お気に入りのキャラクターはいますか?
第一部隊のメンバーです。とはいえ本編での出番は少なく、購入特典のSSも期間限定なのですが、書いていて滅茶苦茶楽しかったです。
書籍化される過程で印象深いのは?(改稿が大変、イラストがうれしい、など)
タイトルも入った表紙を見た時です。お前、本当に本になるんだな……。今回は初めて帯ありだったので、デザインを見たときには感激しました。お前、本当に本屋に並ぶんだな……。
これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。
創作活動は「好き」「楽しい」という気持ちがなければ続きません。書きたいものと、人に求められているものが交わる作品を作ってください。