刊行情報

悪役令嬢ってのはこうやるのよ

藍田ひびき
イラスト カオミン
定価: 1,430円
(本体1,300円+税10%)
ISBN: 978-4-8156-3457-5
サイズ:  四六判

本の紹介

「悪役令嬢? 生温いわね」

高熱で死線を彷徨ったカサンドラ・ヴェンデル侯爵令嬢は、自分が転生者であることを思い出した。
前世は芸能プロダクションの社長。そしてカサンドラは小説「光の聖女の救世物語」に登場する悪役令嬢だったのだ。
だが前世で悪辣な手腕を使い成り上がってきた彼女には、カサンドラの悪事など児戯に等しいものであった。

「本当の悪役というものを、見せてあげるわ」

登場人物紹介

1

1

本当の悪役を見せてあげる

侯爵令嬢。高熱で死線を彷徨ったことで、自分が「光の聖女の救世物語」に登場する悪役令嬢に転生していると気がつく。前世は芸能プロダクションの社長。

11

聖女に惹かれる王太子

王太子。カサンドラの婚約者だが、転生前の彼女の執着を鬱陶しく思っている。聖女・愛菜に惹かれる。

1

聖女

聖女として異世界に召喚される。天真爛漫で素直な性格。

11

カサンドラに捕まり……

孤児。仲間とつるみスリを行い、小銭を稼いでいたが、カサンドラに捕まる。

著者紹介

『悪役令嬢ってのはこうやるのよ』著者、藍田ひびき先生にインタビュー! 
作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました!

小説を書き始めたのはいつ頃からですか?きっかけは?

最初に書いたのは学生時代です。その後は執筆から遠ざかっていましたが、2019年に前職を辞めたことをきっかけとして再開しました。

小説を書く時に心がけていることはありますか?

緩急をつけること。読者視点で余分だと感じそうな個所はバッサリ削り、逆に見せたい場面は事細かく描写するようにしています。

普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。

以前は歴史ものやミステリー、ホラーなどを好んでいました。好きな作家さんは宮部みゆき先生です。執筆を再開する際に参考にしたいと思って「小説家になろう」サイトの異世界ものを読み始め、今ではすっかり異世界恋愛ジャンルにハマっています。

執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。

基本的に自宅です。時間はまちまちですね。ポメラで下書きをしてからPCへ取り込んで清書しています。

作品「悪役令嬢ってのはこうやるのよ」が生まれたきっかけは?(何から着想を得たのでしょうか?)

真冬日先生の「悪の華道」シリーズを読んだことがきっかけです。「悪の華道」主人公セレスのようにカッコいい悪女を書きたい!と思いました。

作品の見所はどんなところですか?

主人公が悪役令嬢の名に相応しく謀略を重ね、断罪を跳ね返すところです。

お気に入りのキャラクターはいますか?

カサンドラです。常に前向きで反骨精神に溢れているところ、また自分の欲望に正直なところも気に入っています。

書籍化される過程で印象深いのは?(改稿が大変、イラストがうれしい、など)

10万文字近い加筆でしたので、執筆は勿論ですが推敲にもこんなに時間がかかるのか…!と驚きました。後はやはりイラストですね。特に表紙のデザインはとても気に入っているので何度も見返しました。素晴らしいイラストを描いて下さったカオミン先生と、デザインを考案して下さった担当者様には感謝!!!!です。

これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。

月並みですが、とにかく書きたいものをたくさん書く!ということでしょうか。量をこなすうちにどんな作風・文体が自分に合っているかが見えてきますし、間口を広げておけば出版者様のお目に止まる可能性も高くなると思います。