刊行情報

捨てられた第四王女は母国には戻らない

風見ゆうみ
イラスト 天領寺セナ
定価: 1,430円
(本体1,300円+税10%)
ISBN: 978-4-8156-3569-5
サイズ:  四六判

本の紹介

フラル王国には一人の王子と四人の王女がいた。第四王女は王家にとって災厄か幸運のどちらかだと古くから伝えられていた。
災厄とみなされた第四王女のミーリルは、七歳の時に国境近くの森の中で置き去りにされてしまう。
何とか隣国にたどり着き、警備兵によって保護されたミーリルは、彼女の境遇を気の毒に思ったジャルヌ辺境伯家に、ミリルとして迎え入れられる。
そんな中、ミーリルを捨てた王家には不幸なことばかり起こるようになる。ミーリルが幸運をもたらす娘だったと気づいた王家は、秘密裏にミーリルを捜し始めるが見つけることはできなかった。
それから八年後、フラル王国の第三王女がジャルヌ辺境伯家の嫡男のリディアスに、ミーリルの婚約者である公爵令息が第三王女に恋をする。
リディアスに大事にされているミーリルを憎く思った第三王女は、実の妹とは知らずにミーリルに接触しようとするのだが……。

登場人物紹介

1

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災厄とされた第四王女

フラル王国の第四王女。王家にとって「災厄」とみなされ、森の中で置き去りにされて彷徨っていたところを、ハピパル王国の辺境伯家で保護される。

11

辺境伯令息

ハピパル王国の辺境伯令息。辺境伯家に引き取られたミーリルにとっては、血のつながっていない兄。たまに意地悪だが、世話好きで根は優しい。

1

ミーリルの姉

フラル王国の第三王女。ミーリルの姉にあたる存在。自己中心的でワガママな性格。

11

優しい辺境伯

ハピパル王国の辺境伯。ミーリルを引き取り、家族として迎える。

著者紹介

『捨てられた第四王女は母国には戻らない』著者、風見ゆうみ先生にインタビュー! 
作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました!

小説を書き始めたのはいつ頃からですか?きっかけは?

子供の頃に書いていましたが、私生活がそれどころではなくて書くのをいつしか止めていました。2021年の末、仕事を辞めた事をきっかけにまた書き始めました。

小説を書く時に心がけていることはありますか?

自分の伝えたい思いやテーマなどを入れることです。

普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。

本はミステリーが好きです。洋画のサスペンス、スリラー、パニック、アクション、カーアクションが好きです。

執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。

ベッドの中でスマホでひたすら書いています。酷い時は夜中まで、もしくは夜中に目が覚めたら書いています。それでよく腱鞘炎になるのでオススメしません。

作品「捨てられた第四王女は母国には戻らない」が生まれたきっかけは?(何から着想を得たのでしょうか?)

事実確認もせず、思い込みだけで判断した場合、それが間違っていたらどうなるのかと考えたことがきっかけです。

作品の見所はどんなところですか?

家族や仲間との絆。魔女鍋と石です(笑)

お気に入りのキャラクターはいますか?

しいて言うならばシイちゃんです!

書籍化される過程で印象深いのは?(改稿が大変、イラストがうれしい、など)

やはりイラストがうれしい、が一番なのですが、今回は本当に修正が多くて担当編集者様方には大変ご迷惑をおかけいたしました。ご対応いただき本当にありがとうございました!

これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。

とにかく書く! でしょうか。苦しんで書くのではなく、書く事が苦にならないように楽しく書くのが良いのかなと思います。一言じゃなくてごめんなさい。