刊行情報

稀代の大賢者は0歳児から暗躍する
 ~公爵家のご令息は運命に抵抗する~

撫羽
イラスト Shabon
定価: 1,430円
(本体1,300円+税10%)
ISBN: 978-4-8156-3570-1
サイズ:  四六判

本の紹介

ある邸で秘密の会議が開かれていた。
そこに出席している3歳児は、王弟殿下の一人息子で、実は前世を覚えていた。しかもやり直しの生だった。
どうしてちみっこが秘密の会議に出席するような事になっているのか?
それは生後半年の頃に遡る。

『ばぶぁッ!』と元気な声で目覚めた赤ん坊・ラウ。身体を起こすと目に入る、ポヨンとした赤ちゃん体型。
ラウは人生をやり直す事になり、このまま行くと将来、大賢者に選ばれ魔族討伐に出て、そこで殺されてしまう。
大賢者に選ばれないよう、ラウは小さな使い魔・ミミと一緒に奮闘する。
国の問題も、魔族の問題も、こっそり全部解決しよう!

ちみっこ・ラウは小さな胸を張って、自信満々に大暗躍!

登場人物紹介

1

11

稀代の大賢者(0歳)

大学生だった前世の記憶を持って転生し、今世一回目では『大賢者』として魔族討伐に出て殺されてしまう。今は、やり直しの生をおくる0歳児。頭にのっかっているのは使い魔のミミ。

1

ラウ大好き!なママ

ラウの母。『エレメンタラー(精霊使い)』という、国内では珍しいジョブで、精霊と意思疎通ができる。おっとりして見えるが、クールでしっかり者。怒らせたら一番怖い。

1

ラウ大好き!なパパ

ラウの父で、王弟。兄である王を支えるため、国の暗部を統括している。クールな雰囲気から、『氷霧公爵』と呼ばれているが、本当は家族を溺愛する熱い人。

1

精霊たちの女王様

精霊たちの女王。ラウに好意的で、やり直しの生をおくっているラウの手助けをする。

著者紹介

『稀代の大賢者は0歳児から暗躍する ~公爵家のご令息は運命に抵抗する~』著者、撫羽先生にインタビュー! 
作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました!

小説を書き始めたのはいつ頃からですか?きっかけは?

小説家になろう様のサイトに初めて投稿したのが、2021年9月14日なのでその半月ほど前に書き始めたと思います。きっかけは『転スラ』なのです。コミックとアニメにハマって、原作を読んだのがきっかけです。その後、令嬢ものにハマり、私もこんなお話が書いてみたいと思うようになりました。最初は令嬢ものを書くつもりだったのです。婚約破棄されてガッツリやり返す令嬢ものを。今は全然令嬢ものになっていませんが。

小説を書く時に心がけていることはありますか?

読んでくださる方が、帰りの電車の中やお気に入りのソファーで、クスッと笑いながら読んでいただけるようにと思っています。難しい物語は沢山ありますが、それよりも少しでも癒しになれば嬉しいなと。

普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。

令嬢ものですね。あとはファンタジーの中でも、冒険やアクション系が好きです。リムル様は私の中ではもう神なので(笑)実はBLも好きです。「聖女の魔力は万能です」「逆行した悪役令嬢は、なぜか魔力を失ったので深窓の令嬢になります」とかが好きです。

執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。

主に夜です。リビングのローテーブルを占領して書いています。甘いものとお気に入りの飲み物は必須です。

作品「稀代の大賢者は0歳児から暗躍する ~公爵家のご令息は運命に抵抗する~」が生まれたきっかけは?(何から着想を得たのでしょうか?)

まん丸で小さな鳥さんの使い魔を出したいなと思ったのがきっかけです。今までワンちゃんはよく出していたのです。(愛犬がいるため)『シマエナガ』を見て可愛いと! 小さくてまん丸な鳥さんが生意気だったら可愛いな~と思ったのがきっかけです。そして、赤ちゃんに高速ハイハイをさせたら可愛くない? と思いついてしまいました。そこから主人公のラウのが生まれて、後から乳母のフク、アンジーさん、そしてラウの両親が生まれました。

作品の見所はどんなところですか?

主人公のラウが0歳児なところでしょうか? 一巻全部0歳児です。(笑)
まだ0歳の赤ちゃんなのに、あばばば!と皆を守ろうと奮闘するところでしょうか。

お気に入りのキャラクターはいますか?

みんなお気に入りなのですが、ミミでしょうか。やはり最初に生まれただけあって。

書籍化される過程で印象深いのは?(改稿が大変、イラストがうれしい、など)

初めての打ち合わせの時に、担当さんが私と同じテンションで「ラウが可愛いです!」と言ってくださったことです。それはとても嬉しいことでした。一緒にラウを好きでいてくれる担当さんなんだ。と、それだけで信頼してしまいました。(笑)

これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。

私が言うのも烏滸がましいのですが、とにかく書くことでしょうか? 書いたものを時間が経ってから読み直して客観的に見てみることです。そこで必ず気付きがあるはずです。私はそれを編集担当さんから学びました。改稿作業はとても勉強になります。同じようなことを自分でやってみるのです。それを重ねていけばきっと成長しているはずです。そしてたくさん世に出しましょう。コンテストに、投稿サイトに、チャンスを掴みにいきましょう!