[ あらすじ ]

病床に伏せっている父の最後の願いとあって、ブラッドリー侯爵家の長女エミリアは、カレン辺境拍の長男マティアスとの政略結婚を不本意ながらも受け入れる。
領主の死によって、領民を混乱させないと誓ったからだ。

だが、夫となるマティアスは国境防衛のため結婚式には出られない。
その結果、エミリアはマティアスの代理人と結婚式を挙げ、夫の領地であるヴァンロージアに赴くことに。

望まぬ結婚とはいえ、エミリアは留守中の夫に代わり、家を預かる女主人。
主人として積極的に領地改革を進めたところ、予想外に改革が成功し、充実した日々を過ごしていた。

しかし、そんなある日、顔も知らない夫がとうとう帰還する。
その彼は、エミリアにとって思いもよらぬ誓いを胸に秘めていて……。

はたして、二人の関係は……？