
刊行情報
- 私の王子様は、私が決めた、唯一人
- 本物の王子様なんて要らない
私の王子様は唯一人
~本物の王子様などお呼びではない~
著 | : | 頼爾 |
イラスト | : | 夏目レモン |
本の紹介
マルグリッド・ベレスフォードにとって「王子様」は唯一人だ。 12歳の時に売られそうになったところを助けてくれたベレスフォード伯爵。40歳も離れていても、顔が怖くても、彼こそがマルグリッドの「王子様」だった。
養女として育てられるも、最愛の伯爵は亡くなってしまう。 爵位を継ぎ、家のために奔走する20歳のマルグリッドに、王命で押し付けられたのは“本物”の王子――第2王子ケンドリックとの結婚だった。
やってきた結婚相手は、元婚約者に裏切られ傷心中の、元気のない王子様。そんな彼を見て、マルグリッドはぶっ飛んだ提案をする。
仕事中毒で少し価値観のおかしい女伯爵と、出来損ないの第2王子。 すれ違いだらけの結婚の行方は――。
登場人物紹介

仕事中毒の女伯爵
12歳の時に売られそうになっていたところをダミアン・ベレスフォードに養女として引き取られる。仕事中毒で養父至上主義。大体の男は娼館に行けば大丈夫だと思っている節がある。

ワンコ系ヒーロー
元第2王子。優秀な兄と比較され続けてきたため自信や自己肯定感は皆無。ベレスフォード伯爵家に王命で婿入りした。マルグリッドには「ケンちゃん」及び「ケンケン」と呼ばれる

私の王子様
前ベレスフォード伯爵。事業で成功するも、仕事にまい進した結果、家庭は崩壊。気まぐれにマルグリッドを引き取ったが、彼女と接することで最後に家族の幸せを知った。

デキる家令
ベレスフォード伯爵家のデキる家令。48歳。仕事ばかりで全く結婚や異性に興味の無いマルグリッドを心配している。
登場人物紹介
『私の王子様は唯一人~本物の王子様などお呼びではない~』著者の頼爾先生にインタビュー!
作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました!
小説を書き始めたのはいつ頃からですか?きっかけは?
2019年頃からだったと思います。父が死んだことがきっかけです。
小説を書く時に心がけていることはありますか?
読んでいて文章のリズムがなるべく良くなるようにしています。この小説ではパワーワードを入れこむのを頑張りました。
普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。
最も好きな作品は「進撃の巨人」です。少年漫画をよく読み、刑事ものの海外ドラマをよく見ます。
執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。
家でパソコンで夜に執筆することが多いです。
作品「私の王子様は唯一人~本物の王子様などお呼びではない~」が生まれたきっかけは?(何から着想を得たのでしょうか?)
「お前を愛することはない!」と女性側に言わせたかったため。男性側からばかり言っていたらズルいかなと笑
作品の見所はどんなところですか?
性格は正反対なのに心の奥底では「捨てられたくない」と思っている男女の恋愛模様です。そして主役2人が可愛いです。
お気に入りのキャラクターはいますか?
全員ですが、主役2人は特に可愛いなと思いながら執筆していました。
書籍化される過程で印象深いのは?(改稿が大変、イラストがうれしい、など)
今回は1万4千字ほどの短編を約13万字の長編にしたのでほぼ書き下ろしのようだったのが印象的でした。長編はすでに10万字書きあげたものを改稿するのが常でしたが、書き下ろしのようなものは初だったので!
これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。
大事なのは「自分を知る」ことです。毎日何文字継続して書けるのか、得意なジャンルは何か、どういう展開がなぜ好きなのか、どんなものがなぜ嫌いなのか。自分を分析して知ることが大事だと思います。