余りもの令嬢と訳あり令息は意外と相性が良いようです

サエトミユウ
イラスト 祀花よう子
定価: 税込価格1,540円
(本体税抜き価格1,400円+税10%)
ISBN: 978-4-8156-4218-1
サイズ:  四六判

この本を注文する

本の紹介

幼なじみの彼女は美しく、聡明で、完璧だった――
その隣でずっと“選ばれない女”として生きてきた私・ローズマリー。
何度目かの見合いの場でもまた、選ばれたのは私ではなく彼女。
ついに心が折れかけたその日、偶然出会ったのは――“誰かを好きな自分が好き”な侯爵子息だった。
これは“選ばれない令嬢”と“誰かを好きな自分が好きな令息”が唯一無二のパートナーへと成長していく物語。

登場人物紹介

1

2

余りもの令嬢

幼なじみの隣でずっと“選ばれない女”として生きてきた子爵令嬢。弟や幼なじみにばかり注目が集まり自分は空気扱いされ、どんどん自己主張しなくなっていった。

2

訳あり令息

“誰かを好きな自分が好き” な侯爵子息。行動力があり紳士で親切。好きな人にいろいろ尽くしたがり愛情が重い。誰かをずっと好きでいたい。

2

ローズマリーの幼馴染

ピアニストとして活躍していて、自分に自信を持っている。

2

ローズマリーの母親

気弱な性格。ローズマリーとアシュトンの仲を良く思っていない。

著者紹介

『余りもの令嬢と訳あり令息は意外と相性が良いようです』著者のサエトミユウ先生にインタビュー! 
作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました!

小説を書き始めたのはいつ頃からですか?きっかけは?

書きはじめは2019年の秋からで、そのきっかけは愛猫が亡くなったことです。愛猫を異世界転生させたくて右も左もわからないまま書き始めました。それが処女作でありデビュー作でもある『オールラウンダーズ!!』になります。

小説を書く時に心がけていることはありますか?

その場にいるキャラクターや場面を常に意識しています。マンガやアニメはキャラクターや場所を視認できますが、小説は文章で表現しないといけません。なので、できるだけその場の雰囲気やキャラクターが目に浮かぶように心がけています。あとは、設定を説明する場合はできるだけ自然かつくどくならないよう気をつけています。

普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。

好きな作品は、サブストーリーに主人公の葛藤や友情が書かれているものです。ジャンルはミステリーが好きです。

執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。

執筆場所は、ほぼ家です。外は落ち着かないのであまり書きませんが、web投稿作品に関しては通勤中の電車の待ち時間等に書いたりもしています。平日は会社があるのでほとんど書けません。土日は朝から晩まで書いてます。

作品「余りもの令嬢と訳あり令息は意外と相性が良いようです」が生まれたきっかけは?(何から着想を得たのでしょうか?)

あとがきにも書きましたが、mixi2の異世界恋愛作家部で『愛が重いヒーロー』で小説を書こうという企画が立ったのがきっかけです。恋愛モノを書いたことがないため「愛が重いとは……?」と、言葉の意味から調べ、結果あまり良い意味として使われないことが判明し、悩みに悩んだ末に『マイナス要素を持つヒーローをプラス要素として転換するには、ヒロインにもマイナス要素を持たせて割れ鍋に綴じ蓋にしなければならない』という結論が出て、旧題『割れ鍋に綴じ蓋』が生まれました。

作品の見所はどんなところですか?

二人の心の距離と、アデラインという女性です。ヒーローであるアシュトンはぐいぐいいく陽キャタイプですが、実は心の距離はわりと遠いんですよね。しかも無意識。主人公はそれがわかっているけど優先してくれるからどうでもいいと思っていました。ですが、徐々にその距離が縮んでいきます。そういった『心の距離の変化』がこの作品のテーマです。
 そしてアデラインという、主人公の障害であり親友でもある女性についても見どころです。主人公を含め周囲が考えているアデラインという人と実際のアデライン、その違いは最後の最後でわかるようになっています。

お気に入りのキャラクターはいますか?

あまり登場しませんが主人公の家の執事と、あと主人公と友人になったラベンダー様です。執事はめちゃくちゃモブですけど、丁寧に無礼で好きなキャラです。ラベンダー様は「さすが侯爵家」という風格がある女性で、末妹なので家では甘えっ子ですし頼れるお兄様であったアシュトンに惹かれました。たまに毒舌なのは、末っ子で感情のセーブが甘いからです。

書籍化される過程で印象深いのは?(改稿が大変、イラストがうれしい、など)

紆余曲折あったことでしょうか……。過密スケジュールになって体調を崩し吐きながら書いたり、突然のイラストレーターさんのキャンセルで延期になったり、次がなかなか決まらなかったり。
祀花よう子先生が受けてくださったときはありがたすぎて拝みました。時間のない中描いてくださって、めちゃくちゃ感謝しております。

これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。

今の時代、作家を目指すのは大変だと思います。書き手ばかりが増え購買者数は右肩下がり、無料やサブスクがあるのに本を買う必要があるのかという考えの人も多いでしょうし、それはまだいい方で余暇に文字を読むより動画を見る人が圧倒的に多い時代になっています。
 それでも。
物語を作りたいしそれは文字で表現したい。それが作家です。書きたい物語がある、誰かにこの物語を読んでもらいたい、そう思って文字を綴っています。
 私自身、何度も心が折れていますし今も余暇や体調を削って執筆を続けています。それでも自分の中にある物語を書きたい、誰に読まれずとも自分が読みたい。だから書いています。
作家への最短距離はわかりません。運かもしれないです。でも、書かなきゃそれも手に入りません。何かあって心が折れたとしても書き続けましょう!