魔力ゼロの捨てられ少女、モフモフ聖獣さんと錬金術の才能を開花させ辺境で幸せに暮らします
私の名前はノヴァ。 ここ、辺境の街フルートリオンで雑貨店を営む八歳の錬金術士だ。
捨てられた少女が出会ったのは優しい聖獣。手に入れたのは錬金術の力。とある平民の少女は四歳のときに受けた魔力検査で魔力なしと判定されてしまう。
その結果、森の奥深くに捨てられてしまった少女だが、獣に襲われる寸前、聖獣フラッシュリンクスに助けられ一命を取り留める。その後、フラッシュリンクスに引き取られた少女はノヴァと名付けられた。さらに、幼いフラッシュリンクスの子と従魔契約を果たし、その眠っていた才能を開花させた。
様々な属性の魔法が使えるようになったノヴァだったが、その中でもとりわけ珍しかったのが、素材の声を聞き取り、それに応えて別のものに作り替える〝錬金術〟の素養。ノヴァを助けたフラッシュリンクスは母となり、その才能を育て上げ、人の社会でも一人前になれるようノヴァを導きともに暮らしていく。
そして、旅立ちの日。
母フラッシュリンクスから一人前と見なされたノヴァは、姉妹のように育った末っ子のフラッシュリンクス『シシ』とともに新米錬金術士として辺境の街へと足を踏み入れることとなる。
まだ六歳という幼さで。