無能と追放された結界術師、氷の辺境伯令嬢に拾われる
詠唱も魔法陣も不要で『結界魔法』を操る公爵家の嫡男クラヴィス。 しかし、彼の結界は誰の目にも見えず、魔物が寄り付かない平穏な領地では「魔法が使えない無能」と見限られ、真冬の森へと追放されてしまう。凍死寸前の彼を救ったのは、魔力を色彩として視認できる『魔眼』の持ち主、フローレンス辺境伯令嬢のエルフリーデだった。彼女に類稀なる才能を見出されたクラヴィスは、猛吹雪が吹き荒れる北の最果てに、領地を護る専属結界術師として迎えられる。一方、結界を失った公爵領は魔物の大侵攻によって壊滅の危機に陥っていた――。