推薦コメント

「これは、面白い」濃厚な世界観とそれに似合わぬ軽快な読み口。
一癖ある主人公と魅力的なヒロインたち、冒険のワクワク感。私が読みたいと求め続けた物語がここにあった。

刊行情報

五つの塔の頂へ

神からの挑戦状!
その頂を制覇するのは俺だ!

著: 夜々里 春
イラスト: 流刑地アンドロメダ
四六判  1,200円+税
ISBN: 978-4-7973-9944-8

本の紹介

神が創りし島に存在する「五つの塔」。それらすべてを攻略した者は、あらゆる願いが叶うという。

だが、立ちはだかるのは凶暴な魔物たち。倒した魔物から得られる装備や魔法を収集し、さらに強化しなければ進むことすらできない。
そして、塔ができてから200年。
いまだ制覇者が現れない中、1人の男――アッシュ・ブレイブが新たに挑戦者として名乗りを上げる。
アッシュは、果たして塔の頂上にたどり着くことができるのだろうか?

名もなき青年が難攻不落の塔に挑む王道ファンタジー。

キャラクター紹介

著者紹介

五つの塔の頂へ』著者の夜々里 春先生にインタビュー! 
作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました!

小説を書き始めたのはいつ頃からですか?きっかけは?

10年ほど前です。ばりばりのスポーツマンだったのですが、深夜アニメというものに出会いまして。そこから連鎖的にライトノベルを知って書き始めた感じです。ただ、なぜかデビューは児童書からで、そこから何作か手がけていたりします。わたしにもわからない謎の経歴です。

小説を書く時に心がけていることはありますか?

技術的なことを挙げるとキリがないので……ほかとなると、とにかく心を落ちつかせることでしょうか。乱れているときは書きません。そういった意味で強制的に心を落ちつかせられるもの――音楽だったり飲食物だったりは重宝しています。

普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。

古代の遺物を題材にした物語が好きです。最近読んだもので言えば、「シグマフォース」シリーズです。大昔にこんなことがあったんだ、という発見から物語に変化をもたらすものは大好物です。

執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。

執筆する場所は自宅ですね。デスクトップPCでひたすらキーボードを叩いています。気だるいときはベッドに寝転がってスマホで書いています。
時間は基本的に朝の3、4時に起きて6時に終わればベストみたいな感じです。夜だと疲れて頭が働かないので一番元気な起き抜けに持ってきています。難点があるとすれば友人に「おじいちゃんか!」と突っ込まれることです。

作品「五つの塔の頂へ」が生まれたきっかけは?(何から着想を得たのでしょうか?)

こちらは書籍のあとがきでも少し触れているのですが、ハック&スラッシュ(アイテムを収集、強化してキャラを強くするゲーム)からです。そしてそのハクスラ要素をゲーム的な表現なしで小説に落とし込んでみよう、との試みからこの作品が生まれました。

作品の見所はどんなところですか?

主人公のアッシュたち自身の成長と、レアアイテムの入手や隠し要素を見つけた際の喜びを味わえることでしょうか。まさに上の質問で挙げたハクスラの醍醐味です。

お気に入りのキャラクターはいますか?

どのキャラも気に入っていますが、とくにということになると……レオですね。オチ要員として最高の成績を残してくれています。

書籍化される過程で印象深いのは?(改稿が大変、イラストがうれしい、など)

改稿に関して辛いと思ったことはないです。逆にわたしがかなり細かいところまで気にする人間なので担当様にご迷惑をおかけしてしまったかな、と。す、すみません……!
あとは、やはりイラストを拝見した際は昇天しそうになりました。わくわくするような背景、精緻で格好良い装備。キャラも可愛らしくて、とくにラピスがミルマの真似をしているところと、最後の大団円の挿絵が最高でした。本当にイラストを担当してくださった流刑地アンドロメダ様に感謝です。

これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。

なによりも書くことだと思います。書かないと本になりません。わたしは多くの作家志望の方とお会いしたことがありますが、意外と1冊分を書き上げられる方は少ないです。つまり1冊分を書き上げられる時点で作家になれる可能性はとても高いです。頑張ってください。