刊行情報

リオンクール戦記2

異世界転生した田中タダシ(41)の奮闘記、第二弾!
今度は、内紛なんてキツすぎる!

Web版にない事件の真相がついに明かされる!

著: 小倉ひろあき
イラスト: toi8
四六判  1,200円+税
ISBN: 978-4-8156-0058-7

関連書籍

 

イベント

2巻発売記念企画「リオンクール戦記キャラクター人気投票!(外部サイト:制作協力、油揚メテオ先生)」の結果発表がございました。おたのしみください。

本の紹介

「敵に容赦なく、味方に優しく」という中世ヨーロッパ風の異世界にも徐々に慣れていくバリアン(田中タダシ)。
屈強な体格を活かして新人とは思えない戦果を上げていくことで、その存在感は増していくばかり。
しかし、過度に注目を集めたことで、運命はバリアンが望まぬ方向に進んでいく。

悲しみと新たな出会いが待ち受ける、田中=バリアンのサクセスストーリー、第二弾!

読者より感動のコメント続々

キャラクター紹介

バリアン・ド・リオンクール(田中タダシ)
異世界への転生により、アモロス王国の貴族リオンクール家の次男バリアンとして第二の人生を歩む。

ベル
バリアンに敵対した騎士の娘。バリアンを強く恨んでいるが、後に側室となる。

ロドリグ・ド・リオンクール
バリアンの父親ルドルフの弟。家督争いなどを避けるために地味キャラを装っているが有能な人物

ピエロ・ド・ドレルム
アモロス王国の騎士。不死身のピエロと呼ばれる戦上手。ルドルフとは親友だったが、いろいろあって喧嘩別れした。

ルドルフ・ド・リオンクール
バリアンの父。リオンクールの鷹と呼ばれる武人。強力なリーダーシップで部下に慕われていた。

フローリア・ド・ドレルム
バリアンの兄ロベールの妻。ある事件をきっかけにバリアンと対立する。

ジャマル・ド・アモロス
善良王と呼ばれるアモロス王国の11代国王。文治を好むため、各地の反乱を抑えきれていない。

マティアス・ド・アモロス
ジャマルの弟。王弟と呼ばれ、王位の簒奪を目論見、何度も反乱や騒ぎを起こしている。

著者紹介

リオンクール戦記』著者の小倉 ひろあき先生にインタビュー! 
作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました!

小説を書き始めたのはいつ頃からですか?きっかけは?

2017年の1月です。知り合いが「小説を書く」と宣言したのに、なかなか書かないので、会う度にからかっていました。
ある時「じゃあ、お前が書いてみろよ!」「おー、書いたるわ!」みたいな流れになり、売り言葉に買い言葉で小説を書いたのがきっかけです。
バカみたいなきっかけですが、感謝しています。

小説を書く時に心がけていることはありますか?

本当にないです。強いて言えば楽しく書くことくらいでしょうか?
嫌々やると嫌いになってしまうので。

普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。

最近は子供とヒーローものの本を読むことが多いですが、自分の趣味としては歴史小説か時代小説ばっかりです。
最近は勉強のためにライトノベルも読むようになりました。

執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。

以前はパソコンで書いていましたが、今は仕事の合間に待機時間があるのでスマホでポチポチ書いていることが多いです。できたらパソコンに転送して保存します。
そして、一晩以上置いてから推敲します。すぐにチェックを始めると、ハイになっていておかしな文書になるので絶対に間を置くのが自分なりのコツです。

作品「リオンクール戦記」が生まれたきっかけは?(何から着想を得たのでしょうか?)

執筆仲間が戦記を書き始めて、面白そうだなとなったのが直接的なきっかけです。もともと歴史や戦記が好きだったのが大きいと思います。

作品の見所はどんなところですか?

世の中は思い通りにならないことばかりです。私の作品の主人公たちはいつも「思い通りにならない現実」に苦しみます。でも、解決しないことはありません。思い通りにならないけど、なんとなく物事は解決して人生は続く。この諸行無常というか諸法無我というか、うつろい変わる人生の状況を表現したいなと思って書きました。
うまく表現はできているか分かりませんが、そのような雰囲気を感じ取っていただけたらと思います。

お気に入りのキャラクターはいますか?

素敵執事ことアルベールです。読者人気も高く、彼のファンアートもいただきました。

書籍化される過程で印象深いのは?(改稿が大変、イラストがうれしい、など)

少し、質問の趣旨からずれるかもしれませんが、書籍化する過程で印象深いのは母との会話です。書籍化を母に報告したときに「お父さんも小説家になりたかったんだよ」と教えてもらいました。
私の父は会社を経営していましたが、浮世離れしたところのある人でした。茶道、書道、華道、武道、篆刻、骨董、詩吟など諸芸に通じた教養人で、「良い竹があったから茶杓を削って茶会をやろう」みたいな現代人とも思えぬ行動が多い方でした。
私の中で父は一種のスーパーマンです。しかし、自分の知らない父、小説家になりたかった父の姿を知り、意外に思うと共に少し印象が変わったような……なんとも言えないセンチな気分になったことは忘れられそうにありません。

これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。

嫌になったらやめればいいんです。気軽に始めましょう。