刊行情報

SSS貴族の冒険 ~そして彼女は、伝説になる~

公爵令嬢が冒険者?
運命に抗い、たくましく生き抜けるのか?

著: カイネ
イラスト: c.c.R
四六判  1,200円+税
ISBN: 978-4-7973-9490-0

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本の紹介

SSS貴族の冒険 ~そして彼女は、伝説になる~
ゲームアプリ化決定!(2018年11月より配信開始)

公爵令嬢であるルクレツィア=ガブリーニは、とある事情により、身分を隠して冒険者『ルーシー』として活動。

ある時、『ルーシー』とその仲間達は、廃墟に現れるという、生ける死者の調査依頼を受ける。

調査中に人の皮を被った竜が乱入し、主人公の師である、世界最強の魔術師までやってきて暴れまくるなど、思わぬ展開に翻弄される一行。

しかしそれは始まりに過ぎなかった。

やがて襲い来る不条理に国を追われるも、不屈の精神で戦う主人公と、個性的な仲間の織りなす、魔法と伝説の物語。

キャラクター紹介

ルクレツィア=ガブリーニ(ルーシー)
レッチェアーノ王国のガブリーニ公爵家令嬢。身の破滅を予知して、回避するための力を手にした。身分を隠し、冒険者として活躍。

カルロ(赤竜)
見た目は青年。その正体は伝説の竜。ルクレツィアに大切な力を奪われ、取り戻すまで見守るハメに。人間に興味を覚え、理解を示し始めた。

エルモ
何かにつけ賭け事を持ち掛ける根っからの賭け好き冒険者。見かけによらず理性的でチームのまとめ役。

ニコラ=アルシエロ
アルシエロを実質的に治めている第二王子。表面上はにこやかに接するが、計算高く、抜け目がない。

ホフレ=リストスキー
ルクレツィアの師匠。秀でた魔術師であり、大将軍の地位についていた過去を持つ。筋肉への拘りが強く、お茶目な面も持ち合わせている。

イレーネ
たいていのことには動じないベテラン冒険者。姐御肌で面倒見がよく、腕試しや強い相手との戦闘を好み、腕が立つ。

ジャン
イレーネが全て。イレーネになら、何をされても喜ぶ残念なイケメン冒険者。

アマーリエ=カリニー
可愛らしく、少しおっちょこちょいな男爵令嬢。芯の強い一面もある。

ジュリオ
ルクレツィアの婚約者でレッチェアーノの王太子殿下。アマーリエに密かな恋心を抱いている。

著者紹介

SSS貴族の冒険 ~そして彼女は、伝説になる~』著者のカイネ先生にインタビュー! 
作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました!

小説を書き始めたのはいつ頃からですか?きっかけは?

小学生の頃です。
絵を描くことが好きな友達がおりまして。
お昼休みの時間に私が文を書き、友達が絵をつける、といった遊びを始めたのがきっかけだと思います。

小説を書く時に心がけていることはありますか?

まずは一通りの形を作り、そこからどう面白さを追加していくのかを考えるようにしています。
より面白く、楽しいものを作るように心がけております。

普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。

光文社様から出版されている、シャーロック・ホームズシリーズが好きで、暇なときに繰り返し読んでいます。
田中芳樹先生や西尾維新先生、茅田砂胡先生の作品も好きです。
Webでも読める小説だと、江本マシメサ先生の「不機嫌な姫君に捧げる薔薇の花」、柳野かなた先生の「最果てのパラディン」、なこはる先生の「雷帝のメイド」、支援BIS先生の「辺境の老騎士」、毒島伊豆守先生の「仮面の夜鷹の邪神事件簿」あたりが好きです。
現在はやとぎ先生の「墓守は意外とやる事が多い」を読んでいます。
ジャンルでいうと、世界観に没入できるファンタジーを好んで読む事が多いです。

執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。

大抵の場合、休日に自宅で十分な時間を確保してから書き始めます。
昼に書き始めて、筆が乗ったら翌朝まで書いていることもあります。
音楽をかけて、お茶を用意してマッサージでもしながらなので、リラックスできる環境で書く事がほとんどです。
そのうち、音楽もお茶もマッサージのことも忘れて、没頭してしまうんですけど。
周りが見えなくなるので、外では書きませんが、急ぐ時は新幹線の中などで一心不乱に書いています。

作品「SSS貴族の冒険 ~そして彼女は、伝説になる~」が生まれたきっかけは?(何から着想を得たのでしょうか?)

強い女の子が無双するお話が好きで、いろんな人のお話を読んでいたら、自分も書きたくなりまして。
練ったアイデアを友人や家族に話していたら形になりました。

作品の見所はどんなところですか?

主人公と仲間たちの掛け合いでしょうか。彼等らしい、生き生きとした会話になっていると思うので、楽しんでいただければ嬉しいです。

お気に入りのキャラクターはいますか?

全員気に入ってはいますが、その中から選ぶとしたらイレーネとエルモです。どんな状況でも我が道を行く二人なので、書いていて楽しいです。

書籍化される過程で印象深いのは?(改稿が大変、イラストがうれしい、など)

書籍化のための改稿内容について、友人や弟と話し合った事が印象深いです。改稿作業は大変でしたが、目に見えて話の流れが良くなって行くので面白かったです。
イラストレーターであるc.c.R様からキャラクターデザインや一枚絵を拝見させていただいた時は、言葉にできないくらい感激しました。

これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。

私は自分の「好き」を追求していたら、本を出せた人間です。ですから、あまり大したアドバイスはできないのですが、もし良かったら「自分にとっての楽しい」を探してみて下さい。
小説や漫画、映画やドラマなどを見て、自分がどこに魅力を感じたのか、なぜこの作品は「面白い」のか、登場人物の個性やバランス、お話の構成などを考えながら見ると、物語作りの良いヒントになると思います。
映像作品ならば、自分がこの作品を小説として書くときには、どのように文章化するかなどを考えながら見るのも良いと思います。
あなたが目指す場所に到達できるよう、応援しております。