- 平凡な令嬢・エリスの、平凡ではない大団円!
刊行情報
平凡な令嬢 エリス・ラースの日常3
著 | : | まゆらん |
イラスト | : | 羽公 |
本の紹介
エリス・ラースはラース侯爵家の令嬢。特に秀でた事もなく、特別に美しいわけでもなく、侯爵家としての家格もさほど高くない、どこにでもいる平凡な令嬢である。
……表向きは。
エリスに忠誠を誓う、狂犬執事・ハル。王弟・ルークは、ハルを側近に望み、熱烈な打診をくり返していた。そんなある日、ルークは事故により行方不明となってしまう。そして、ハルとルークには王族の命を狙った容疑がかけられて……!?
ハルはエリスの隣に戻ってくることができるのか。エリスとハルの関係は果たしてどうなるのか。
平凡(に憧れる)令嬢の、平凡からはかけ離れた大団円!
関連書籍
登場人物紹介
平凡な令嬢は捕まえたい
「わたくし、事件を解決したいのよ。ハルの冤罪を晴らし、レイア様を傷つけた愚か者を捕まえたいの」
狂 犬執事、捕まる
「なんのご用でしょう、フィン・グラーデス」
「ハル・イジー。国家反逆罪の疑いで捕縛する。大人しくついてこい」
太陽のような公爵様
「ハル・イジー! 私のモノになれ!」
「どういう意味で仰っているのか存じませんが、お断りします」
平凡な令嬢の兄
ずーんと暗い雰囲気が執務室内に漂う。その発生源であるハリーに、エリスは仕方なく話しかけた。
「それでお兄様、何があったんですか?」
「メルがいなくなった」
著者紹介
『平凡な令嬢 エリス・ラースの日常』著者のまゆらん先生にインタビュー!
作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました!
小説を書き始めたのはいつ頃からですか?きっかけは?
書き始めたのは2年ほど前で、仕事がハードになったのがきっかけです。現実逃避のために始めました。「書かなきゃやってられるか」と呑んだくれのサラリーマンのようなことを言いながら、投稿小説を書いていました。初めて書いた作品は『婿養子の心得』という短いお話でしたが、いわゆるざまぁ展開で、現実のうっ憤を晴らしていました。夢のない話ですみません。
小説を書く時に心がけていることはありますか?
くすっと笑えるような展開をお話の中に混ぜ込むことが好きなのですが、やり過ぎて脱線し過ぎないように注意しています。
普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。
女性目線のお話、特に悪役令嬢や、虐げられた女性が頑張るお話が好きです。現実にはこんな王子様はいないと思いながら、ヒーローに助けられて幸せになるお話をよく読んでいます。
執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。
以前まではスマホをポチポチして作っていたのですが、最近はパソコンで作っています。人がいると集中できないので、自宅で家族がいない隙や、寝静まった後に、こそこそ書いています。
作品「平凡な令嬢 エリス・ラースの日常」が生まれたきっかけは?(何から着想を得たのでしょうか?)
滅茶苦茶に強い、女王みたいな主人公が書いてみたいと思ったのがきっかけです。ふだんは平凡を装い、でも裏では……みたいな。とにかく強い、敵なしに強い主人公が好きです。
作品の見所はどんなところですか?
ギャップというか、タイトル詐欺なところでしょうか。読者様から、よく、「騙された」と感想をいただき、にんまりしてしまいました。
お気に入りのキャラクターはいますか?
狂犬執事です。眼鏡の形にこだわるぐらい、好きです。
書籍化される過程で印象深いのは?(改稿が大変、イラストがうれしい、など)
今回は投稿と書籍化が同時ぐらいだったので、大変でした。もうネタがでない、出ないよーと言いながら書いてました。
これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。
好きなものを、好きなように書いて下さい。そうでないと、私は書けないです。好きではないストーリーは、妄想が全く働かないので。