悪役令嬢、旅に出る　～そして彼女は、伝説となる～

ヒロイン

レッチェアーノ王国 公爵家の令嬢。
身の破滅を予知し、現実回避のため
一通りの魔術を収め、公爵令嬢ながら冒険者としての活動を始める。

（このわたくしが一体何をしたというの？）
（どうしてわたくしは裁かれなければならないの？）
（まずは、強くなるのです。守れるぐらい、強く！）

1.カルロ　【俺様ドラゴン】

人間なんて弱くてつまらないと思っている竜。
ヒロインと出会い、角と魔力の一部を奪われたため、 一緒に行動し観察している。
そのうちに人間に、そしてヒロインに興味が湧き始めて…

「俺は、愛する嫁さんを全力で守り抜くだけさ」

2.ニコラ　【ひねくれ王子】

アルシエロの第二王子。表向きにこやかで愛想が良いが、幼い頃からの暗殺未遂や裏切りにより人間不信に。
ヒロインのことも利用するために近づいていたが、真摯に向き合う姿勢に徐々に惹かれていくーー

「ねえ――顔を見せてよ、奥さん」

3.ダンテ　【残念美人】

神話の時代から生きている精霊。ヒロインのことをずっと見守っていた。
会話ができるようになったことが嬉しく、空気を読まずにおしゃべりばかり。一言でいうと残念。
ヒロインを見守っていたのはある理由があって…

「あなたと共に生きるーーその未来が欲しい」