- いざ、妖精の里へ!
- もふもふだらけの異世界ファンタジー、第十六弾!
- 大ボリュームの書き下ろしを収録
- コミカライズもMFCにて好評発売中!
- ファミマプリント、セブンプリントで既刊のSS、ブロマイド販売中!
刊行情報
もふもふを知らなかったら人生の半分は無駄にしていた16
著:ひつじのはね イラスト:戸部淑
本の紹介
ルーにおいしいお酒をプレゼントしたいユータ。するとチル爺に、『次の満月の日、1日空けておくのじゃ』と告げられて……。
向かった先は、チル爺たちの、妖精の里!
そこでユータは、神様へ捧げる御神酒をつくることに!
神秘的な妖精の里に、『希望の光』の新たな冒険! ユータのもふもふ異世界ファンタジー第十六弾!
関連書籍
登場人物紹介
カロルス様!ただいま!
むくれたオレをひょいと抱き上げ、領主様は自ら二人を案内し始めた。
「……抱っこしちゃダメって言ったのに」
「だから、もういいだろ? バレてんだから」
オレ、おいしい?
くすくす笑うと、べっと放り出されてしまった。
「うるせー! 本当に食うぞ!」
「えー、ちゃんと食べられる~?」
「食わねー! ゲテモノなんざ、ご免だ」
ユータ様のお願いとあらば!
「そっか。じゃあ……マリーさーん」
どこへともなく呼びかけたオレに、タクトが訝し気な顔をした――直後。
「お呼びになりましたか⁈ このマリーを!!」
アッゼさんが来たみたい
「待って待ってマリーちゃん! お土産があるんだぜ!」
「不要!!」
「おわぁっ! ち、違うって! ほら、あのチビだって喜ぶだろっ? かわい~お菓子なんだけどな~? こんな攻撃受けてたらかわいいお菓子が潰れちゃったり……?」
著者紹介
『もふもふを知らなかったら人生の半分は無駄にしていた』著者のひつじのはね 先生にインタビュー!
作品にまつわる色々な質問にお答えいただきました!
小説を書き始めたのはいつ頃からですか?きっかけは?
この作品を書き始めたのと同じ、半年前です。その1年ほど前にネット小説というものを知り、羊毛フェルト作品の子たちを登場させたくて書きはじめました。
小説を書く時に心がけていることはありますか?
疲れていても読める作品であること、読む人の心をなるべくマイナスに動かさないようにすること、です。できているかと問われれば…すみません!ですけども。疲れているときは、優しい言葉で、優しいお話を読んでほしいと思って書いています。
普段の生活の中で好きな作品、ジャンルを教えてください。
子どもの頃からファンタジーが大好きです! 『ナルニア国物語』は私のバイブルでした。基本的に、アンパンマンのようにみんなが幸せになるお話が好きです。
執筆スタイルについてお伺いします。執筆する場所や環境、時間など教えてください。
仕事から帰宅後の深夜と休日です。あとは全ての隙間時間にスマホで加筆修正しています。それこそ信号待ちで立ち止まった間にもやっています。私は集中すると何も聞こえないので、音楽をかけたりはしないです。
作品「もふもふを知らなかったら人生の半分は無駄にしていた」が生まれたきっかけは?(何から着想を得たのでしょうか?)
自分の羊毛フェルト作品とコラボしたいな、自分の書いたお話のキャラクターなら著作権がないなと思ったのがきっかけです。どんな性格で、どんな生活をして、どんな動作をするのか。それを書きたかったのです。
作品の見所はどんなところですか?
シリアスもバトルもギャグもありますが、総じてあたたかく、優しいお話であるところ…であったらいいなと思います。
お気に入りのキャラクターはいますか?
それはもう、みんな好きです! 全員それぞれ別にお話を書けるくらいには好きです。しいて言うなら素直じゃないルーや、クール執事さん? でも器の大きなカロルス様も、甘やかしたくなるチュー助も好きですし……。なかなか選ぶのが難しいです。
書籍化される過程で印象深いのは?(改稿が大変、イラストがうれしい、など)
小説に関連する用語が全く分からなくて……。改稿、初校すらも分からない状態でした。そして改稿作業は思ったより大変でした……。でも、なによりイラストが嬉しかったです! ずっと眺めていたくなるほど嬉しくて嬉しくて!
これから作家を目指している方々へ、ひと言アドバイスをお願いします。
人生何が起こるか分かりません、本当になんでもやってみるべきだなと思います。
心ない感想に折られないでください。その言葉は、自分に向けられたのではなく作品に向けられているのだと、向けられたベクトルを自分からずらすことが大切だと思います。